人生初の講演会を開催した理由とは?中小企業経営者が講演会を開催すべきと感じたこと

このブログを始めてご覧いただく方からしたら何のことかと思いますが。7年半の会社員人生を経て、10ヶ月間の個人事業主期間を経て、会社設立をする運びとなりました。
個人事業主時代から、基本的には企業とお取引させていただくことが多く、法人格である必要性を感じておりました。今回、お世話になっている経営者からのご助言と契約の関係で会社設立を決断しました。
そしてこのタイミングで、講演会を開催いたしました。これから起業を検討されている方々はもちろんですが、経営者の皆さまにも、講演会という、あえてオフラインで人を集めて、自分の話をするメリット・魅力をお伝えしたいと思います。
目次
01. そもそもなぜ独立をするのか
1-1. 起業する多くの理由
①自身の理想やビジョンの実現、②ワークライフバランスの改善と自由な働き方、③収入の上限突破と正当な評価、に分かれると思っています。
一般的には①自身の理想やビジョンの実現を目指す形をイメージしている人が多いかもしれないですが、現代の背景から少し弱くなっているような印象を受けています。
実際に、今回講演を聞いてくださった私のビジネスパートナーの一人は、”収入の上限突破”というのが独立の大きな理由の一つだったようです。
1-2. 私が独立を決断した理由
スピーディな意思決定と仮説と検証を繰り返して、自分の周りや社会のためになることに挑戦をしたいと思ったからです。会社員で出来ないかというと、0ではないですが、余計なタスクや縛りがあるため環境的には難しいと感じてしまいました。
もう一つありまして、もっとビジネスにど正面で取り組んでいる経営者と繋がり、中小企業を中心に盛り上げていきたいと思ったからです。
単純に話をしていて面白いんです。痺れるんです。だからこそ関わっていたいし、自分もそうでありたいと思ったわけです。
02. 感謝・報告
2-1. こういうタイミングだからこそ集まる場所を
本当の意味でスタートラインに立っただけですが、会社設立まで辿りつけたのは、これまで自分の人生の各フェーズで関わってくれた友人・仲間のおかげでしかないと思っています。
ポイントは経営者の皆さんだけではないということです。家族はもちろん、前職の同期や趣味を通して知り合った友人も一人一人、今の自分の価値観形成に影響を与えてくれています。
2-2. 仲間を作る・味方を作る
だからこそ、改めて感謝を伝える場を設けたいと思い、講演会の開催に踏み切りました。ここに足を運んでくれる友人はホンモノだと思います。
講演会….どんな人に誘われたら行きますか?何も成功を成し遂げていない、ちょっとアクティブな友人からの講演会に誘われて、行きたいと思う人はいますでしょうか?普通は少ないと思います。
でも今回の講演会でもテーマとしていましたが、「現状を打破する意思決定とは」を考えたときに、何かにチャレンジしようとしている人間の考えや価値観を聞くことは、非常に重要なことだと思っています。
そして何より、その人は喜びます。特別な人になるわけです。ある意味こんなに簡単に。
03. 意識して過去にお世話なった人と再会
3-1. 挑戦を語る(コミットする)
今回の講演会では、半分は友人、半分はビジネスパートナー、の割合でお声がけをさせていただきました。友人側の人達は、ほとんどが久々に会うメンバーでした。
友人同士で繋がっている人も多くいましたが、彼らにとっても非常に貴重な場になったと言っていただけました。恐らくここまで赤裸々に挑戦を語る人が少ないからだと思います。
3-2. 参加者も横の繋がりを
講演会の後には、ランチ交流も設けていまして、それぞれの近況報告があったり、数年経ってレベルアップした今だからこそ、新しい取り組みを一緒に考えることができたり。
新しい人同士については、そこにオーハラという共通点があるので、何となく緩く話が盛り上がったりしていたのが講演会の良さだと感じました。
人生の歩みの中で会う人はどんどん変わっていくけれど、お世話になった人達は継続的に会える場所を作ることが恩返しの一つにもなり得るということだと思いました。
04. まずは、一番近い方々を仲間にするのが最優先
4-1. 想いを伝えることは誰でもできる
一見ビジネスと関係がないようで大切なのが講演会。それは何故かというと、「信頼」を得るアクションの一つだからだと思っています。
誰しもが独立して感じることとして、会社ブランドが商売においてとても支えになっているということです。社歴が若くて誰の紹介も無い場合、捨て身で戦わなければいけませんよね。(それが楽しさでもある)
4-2. 目の前の人を幸せに
この時に、最初に力になれる人・なるべき人は、目の前の人であり、近い関係の方々だと思います。多少の低品質サービスでも全力で取り組む姿勢を見せて意見をもらいましょう。
目の前の人を幸せにできない人に、更に広い範囲を相手にするのは難しいと考えています。だからこそ、既に関係性があって信頼が築けている友人は大切にしたいと思います。
05. この先に必要になるブランディングの強化
5-1. 選ばれる違いを作る
ここからは開催してみてより強く思ったことですが、自身のブランディング戦略として「講演会」は必要だということです。
もちろん規模の大小はあります。今回は極めてコンパクトに開催させていただきました。ただ、個人の活動及び会社の活動として、講演会を通して発信をしていることが”らしさ”・”違い”を出すことの一歩かと思います。
5-2. テクノロジーと向き合う
この”らしさ”・”違い”、というのは、特に中小企業において最も重要な経営戦略と考えています。これまで当たり前のように発注をしていた付き合いのあるお客様が、テクノロジーによって業務の見直しを進めていくと思います。
AIによって色々な仕事がとって代わる、なんていうのは周知の事実です。ここ数十年でITの波が押し寄せてきたように、AIの波もほぼ目の前でしょう。不可逆なわけです。
その点、中小企業はもっと、「選ばれる理由」を追求していかなければならないと思います。同じ地域で同じようなことを同じコミュニティに属しながら提供していても良さが出ない可能性があります。
06. 発信がめちゃめちゃ大事である
講演会というわかりやすい取り組みでご説明をさせていただきましたが、発信をすることが重要です。貴社が思っている魅力、強み、自慢の技術は、思った以上に世間には知られていないです。
一方で、思った以上にニーズがある可能性があるということです。ただし、それは発信しなければ誰にも伝わりません。集客も採用も同じです。
そこで発信のサポートも弊社はさせていただきます。自社の”らしさ”・”違い”を中長期的に作っていきたい経営者さんや広報担当の方はお気軽にお問い合わせください。
フロー型の広告投資、他力本願のインフルエンサー戦略、などもあるかと思いますが、この時代・このタイミングだからこそ、自社の土壌を築いても良いのではないでしょうか。